元従業員から借り入れた3500万円について、五洋亜細亜株式会社としての債務はないという結論を出した五洋インテックス。なんともすっきりしない調査結果でしたが、また別件で外部調査委員会を設置するようです。
最近株価は
何度も取り上げてきた同社ですが、このところ株価が動意付いています。3月中旬まで110円台で推移していましたが、3/19に急動意。3営業日で298円まで急騰しました。前日の取引終了後、抗ウイルスカーテンをナスクナノテクノロジーと共同開発し、4月1日に発売すると発表したのが材料のようです。
その後行ってこいになりつつありますが、もともと仕手筋の関与していた(今も?)銘柄だけにまだ市場を賑わすこともありそうです。
調査委員会の再設置目的
で、またまた外部調査委員会の設置なわけですが、目的は以下のように説明されています。
五洋亜細亜株式会社における中国の取引先との取引実態及び関連取引の精査並びに同社における金銭借入の正当性、また、当社における不動産賃貸借契約において、賃料の正当性及び合理性においての精査を、外部の専門家による客観的な調査により、その経緯及び事実関係を精査すること。だそうです。
同日資金の借り入れについても
同日、「資金の借入に関するお知らせ」も開示していて、運転資金への充当を目的としてある個人から2,600万円を借り入れるそうです。従業員から3,500万円、また別の個人から2,600万円。どうなってるんでしょうね。今回は透明性を確保するために開示したんでしょうが。
新経営陣としては旧経営陣のやってきたことをこの際すべて精査し、明らかにすることが再生への第一歩だと。そんな主張のように見えますね。しかし家賃の正当性を調査とは、、、。