第一商品 日本版 SPAC?(その2)

金融、証券

第一商品は3/16、4/14開催予定の臨時株主総会に付議する議案等を公表しました。取締役4名、監査役2名の選任、第三者割当による第1回新株予約権発行の3議案です。取締役4名の中には、例の会社の代表取締役も含まれています。着々と・・・。

クラウドバンク

例の会社といいうのはクラウドバンクですね。前回書いたように取締役が入ってきました。クラウドバンクは、「サイト上で募集している様々なファンドから、気に入ったものを選んで、プロが行う融資による資産運用に参加できるソーシャルレンディング・サービス」だそうです。

少額(1万円)だけでも魅力的な投資機会にアクセスできる新しい資産運用とも謳われていて、スマホから簡単に申し込めると。これまでの累計応募金額は1,300億円だそうです。

商品先物取引業廃止

同日の開示では「商品先物取引業廃止」も公表しています。4/30をもって商品先物取引から撤退です。第3四半期までで432百万円稼いでいた事業。同四半期の総収益が740百万円でしたから、もう稼ぐ手立てがありません。

そこで、融資型クラウドファンディング事業に一気に舵を切るということですね。子会社のOKプレミア証券もこの事業に絡むようです。クラウドバンクの子会社である日本クラウド証券とOKプレミア証券、そして第一商品。どういう構図になるんでしょう。ちなみに日本クラウド証券って一種業者なんですね。

株価の方は

クラウドバンクグループへの第三者割当で資本を増強。さらに同社から取締役を迎え入れ。となると次は社名変更ですかね。今回の開示を受けて株価は一時急騰。197円(+29円)まで買われる場面もありました。新株予約権もありますから需給が気になったか、引けにかけて売られましたが、、、さてさてこの後どういう展開になるでしょう。

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