EIZO株式会社(6787)は8/18、「第三者による当社海外現地社員メールアカウントの不正利用に関するご報告とお詫び」を公表しました。ただし公表は同社ホームページのみ。TDnetでの適時開示は行われていません。
EIZO株式会社
EIZO株式会社は、EIZO(エイゾー)ブランドで主にPC用のモニターを製造・販売。映像機器やその他ソリューションを、ヘルスケア、ビジネス、アミューズメントなどの分野に展開している東証一部上場企業。以前は「ナナオ」という社名でした。本社を石川県白山市に置く企業です。
メルアカの不正利用
同社の海外現地社員の電子メールアカウントが何者かに乗っ取られ、アカウント内に登録されていた社内外のアドレスに向け標的型攻撃メールが送信されたということです。
乗っ取られたアカウントにはメールアドレス3,130件(うち社外のメールアドレスは987件)および送受信メール1,053件が記録されていました。攻撃者はこのうち620件のメールアドレスに対して、アカウントの窃取を目的としたフィッシングサイトへのリンクを貼り付けた標的型攻撃と見られる電子メールを送信していたとのこと。
公表時点で電子メールによる被害は確認されていないようで、同アカウントから社内システムへの不正アクセスもなかったとしています。
被災者へのサービス
ここから話が全然変わってしまうんですが、同社のホームページで「令和3年8月11日からの大雨による被害を受けた当社製品をお持ちのお客様へ」という案内を見付けました。他にも二つの災害が併記されていて、同社製品の無償点検をしてるんですね。
これがEIZOブランドですか。PCモニター各社の中でもEIZO製品はずいぶんと高いんですよね。もちろん品質も良いんでしょうが。点検のみならず、修理や買い替えの対応もしているみたいです。こちらは交換部品代の負担が必要。買い替えに関しては特別価格で対応となっていました。