EduLab株式の下げが止まりません。四半期報告書を開示した日の終値が2,642円。開示後初日の取引ではストップ安(500円安)で2,142円。そして昨日も417円安で1,725円となりました。二日で 1,000円近い下げ。直前に疑惑の大型落札で値を飛ばしていただけにタチが悪い。
過年度決算の訂正
10/15の開示では、過年度の決算も訂正しています。2018年9月期から今期に至るまでですね。ここで気になるのが同社の公開時の企業価値。同社の上場は2018年の12月です。公開時の株価を決定する直前期が2018年9月期ということになります。
そこで2018年9月期の決算の訂正内容を見てみると、
売上高 39億7千万円 → 38億5千万円
経常利益 9億4百万円 → 6億25百万円
純利益 5億49百万円 → 3億38百万円 こんな感じです。
これほど大きな訂正が入ると、当時の株価がどれだけ割高に買われてしまっていたか。ってことになりますよね。上では株式公開時にフォーカスして書いていますが、その後の決算期においても同様で、当期純利益は訂正により半減等してるような状況です。こりゃ、マズいでしょ。
監理銘柄
10/15に強引に四半期報告書を提出しましたので、監理銘柄(確認中)に指定され上場廃止に至るプロセスは回避したわけですが、有価証券報告書等への虚偽記載や上場契約等に対する重大な違反が疑われる、、、なんてことになるかもしれません。
そう、監理銘柄(確認中)の指定は回避したけど、監理銘柄(確認中)に指定される可能性が出てきたのではないかと。公開時からの粉飾と判断されるようであれば、株主代表訴訟などの心配も必要になるかもですね。