デロイトトーマツコンサルティングは2/16、「訴訟の判決について」を同社ホームページで公表しました。過去に在籍していた元パートナーによる会社法および社内規程等に違反した在任中および退職後の悪質な引き抜き行為を提訴していた件です。
デロイトトーマツコンサルティング
世界最大規模の会計事務所であるデロイト・トウシュ・トーマツの主要メンバー企業であり、世界150ヶ国、25万人以上のエキスパートが連携し、経営戦略、M&AやITアドバイサリーなど多岐にわたる専門サービスを提供する世界最大級のグローバル経営コンサルティング会社の一つです。
親会社のデロイト・トウシュ・トーマツは、世界4大監査法人グループとして「BIG4」などといわれてますよね。残る3社は、PwC、EY、KPMGです。今回の事件はデロイトからEYに転職した元幹部が起こした、デロイトの元部下ら複数の従業員に対する引き抜き行為です。
判決の概要
「判決では、部下らに移籍後の構想を説明し、EY社での勤務条件についても部下らの代わりに同社と交渉するなど、積極的な働き掛けがあったと指摘。」
「また、内部情報を外部に伝えて批判的な記事の掲載に協力するなどしており、「一連の行為はデロイト社の事業に悪影響を及ぼすために行われたもので、違法だ」、ということだそうです。約1億2千万円の損害賠償を求めていましたが、約5千万円の支払いを命じる判決に。
上場企業ではありませんが、社会的にも影響力ある企業なので取り上げてみました。外資系企業では、このての引き抜き行為、当たり前のように行われてきました。この判決を見てビビってる方多いと思いますよ。敗訴した現EYのパートナーさん、ひょっとしたらkuniの知り合いかも。