東京損保鑑定株式会社は10/7、「不正アクセスに関するご報告」を公表しました。同社のサーバーが第三者により不正アクセスされ、同サーバー内に保存されていたファイルが暗号化されるランサムウェア被害が発生したということです。
東京損保鑑定株式会社
損害保険会社は火災や台風などの災害や事故が発生した場合、被害を受けた保険加入者に対し保険金を支払うことで被害者の復興の手助けをします。東京損保鑑定は、その保険事故内容の調査を保険会社から委託され、損害額等の算定をして報告する会社です。
上場企業ではありませんが、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社・共栄火災海上保険株式会社・損害保険ジャパン株式会社・東京海上日動火災保険株式会社・日新火災海上保険株式会社・三井住友海上火災保険株式会社・三井住友信託銀行・三菱 UFJ 信託銀行・その他国内外損害保険会社から業務委託を受けています。
情報漏洩
すでに東京海上日動火災保険は、約7万2000件の情報が漏洩した可能性があると公表しており、他社においても被害が発生していると思われます。今回のケースでは事故等が発生して保険金の支払いを行った客先の情報ということでしょうね。
この夏、保険代理店に出向した損保社員が、契約者の情報を自社に漏洩して批判を浴びていましたが、今度は本当に外部への情報漏洩です。マジでこの業界ヤバいですね。