理研ビタミン 特別調査委員会を設置

理研ビタミン株式会社は7/27、2020年3月期連結決算発表の延期と特別調査委員会の設置に関するお知らせを公表しました。新型コロナウイルスの影響とはいえ、この日の延期で計5回の延期のお知らせとは、、、。さすがに今回は多少踏み込んで説明がされてますが。

5回の延期

最初の延期は4/20。決算発表を5/14に延期すると公表しています。
2回目の延期は5/13。決算発表を5/26に延期すると公表しています。
3回目の延期は5/26。延期後の決算発表日は現時点で未定と公表しています。
4回目の延期は6/25。ここでもやはり決算発表日は現時点で未定と公表しています。
5回目が今回の7/27ということに。。。やれやれです。

これまで、中国の連結子会社である青島福生食品有限公司への監査手続きに時間を要していることが、決算を締められない理由としていました。そして7/20になって、監査法人から「同子会社のエビの加工販売の取引について、監査意見を表明するに足りる監査証拠を得られていない」と通知されたとのこと。

特別調査委員会の設置

特別調査委員会の調査目的は、「青島福生食品のエビ加工品の取引に係る事実関係の調査」となっています。今後の見通しとして、決算手続きは特別調査委員会の調査結果の報告を受けて進めるとしています。

ということで、特別調査委員会の調査結果を受けてからの決算発表になると。こりゃいったいいつになることやら。通常このての調査委員会は1か月~2か月の調査期間を要するもの。これにコロナの影響を考えると決算発表は下期になっちゃうかもですね。

それと、ここまっで引っ張っておいて、委員会の設置というバタバタ感。青島福生食品でどぎつい不正取引等が出てきそうな予感も。。。

深夜の開示情報 トラスト、キーホルダー、ハイアス・アンド・カンパニー、プラコー

7/28付の適時開示情報、18時過ぎ辺りからなんともにぎやかになりました。トラスト、キーホルダー、ハイアス・アンド・カンパニー、プラコー、、、と訳あり開示。このうちトラストとキーホルダーは同じ事件に関する同様の開示ではありますが、夏枯れ相場とは対照的な賑わいです。

トラスト・キーホルダー

両社は親子関係で、その関連会社の役員が逮捕されたことに関する開示です。車内で少女2人に現金を渡しわいせつな行為をしたとして、神奈川県警が児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで逮捕したとのこと。「SKE48」の運営会社ゼストの取締役だそうです。

ハイアス・アンド・カンパニー

外部からの情報提供に基づき調査を行ったところ、過去の費用計上に関して不適切な会計処理が行われていた可能性があることが判明したという開示です。また、この件を調査するために、特別調査委員会を設置することも併せて公表しています。

2016年4月期に費用として計上すべきであった上場支援に係るコンサルタント報酬約
880万円について、当該期に費用計上せず、2017年4月期にシステム開発の委託先を経由して支払うことで、当該期にソフトウェア資産として計上していたというもの。厄介なことに、複数の取締役及び執行役員らが関与していた疑いがあるようです。

プラコー

こちらは「株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ」です。プラコーの件だけは上記のような犯罪や不正とは縁のなさそうな開示ですね。しかしながら請求された臨時株主総会の議題が少々問題で、、、。

議題は全部で7個。うち議題2から5までは、現取締役4名の解任という株主提案です。現取締役が自らの支配権の維持を図り、閉鎖的な経営を選好していると批判し、また、高額の役員報酬についても指摘しています。会社側の意見を見て、続報を書きますかね。

住友重機械工業 今度はメール誤送信による個人情報の流出

この件、適時開示はされていません。ネットのニュースで見つけました。検査不正や従業員の使い込みなどで、不正・不祥事企業の定番になりつつある同社でしたが、今度は誤メールによる個人情報の流出です。インターンシップに応募した学生の情報443名分だそうです。

何とも考えにくいチョンボ

同社のお詫び文によると、7月15日(水)、同社の従業員が、メールアドレスの入力間違いにより1名の学生に、同社インターンシップに応募した学生443名の個人情報が記載されたファイルを添付して送信してしまいました。とのこと。

宛先は学生ですから、社外の宛先です。いまどき社外アドレスに送ろうとすると、アラート等で内容確認を促されるでしょうし、添付ファイル(エクセルファイル)まであるわけですから、ファイルの内容の再確認くらい求めてきますよね。それでもポチっとしてしまったと、、、。

発生後の対応は良好

7/15に発生し、記載はありませんがおそらく同日中に当該従業員が気付きます。送信先の学生に謝罪し、取り消しの依頼します。学生がファイルの中身を見ずに削除したことまでを確認しています。

そして7/17には同社ホームページで、「メール誤送信による個人情報の流出に関するお詫び」を掲載しています。72時間以内に必要な対応は完了させてますね。被害にあった443名の学生には、「直接、お詫びの連絡を差し上げております」としています。

流出した個人情報

氏名、性別、年齢、卒業予定年月、大学・学部・学科・専攻、研究室・指導教員名、研究テーマ、所属クラブ・サークル、インターンシップ応募部門、ご自身の長所、インターンシップを紹介した当社社員名、座談会コースへの応募状況。上記の他、当社としてのインターンシップ受け入れ可否の結果。。。これが流出情報。

一部のネット記事では、住所、電話番号も流出したかのような記載も見られますが、同社の開示では、住所、電話番号、メールアドレスについては含まれていないとしています。

ソウルドアウト(6553) 従業員が医薬品医療機器法違反で逮捕

7/21の開示情報で、「当社従業員に関する報道について」というのがありました。開示したのは東証一部上場のソウルドアウトです。大阪府警は同社社員2名を含む計6名を医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の広告禁止)の疑いで逮捕したということです。

3社6名

逮捕されたのはステラ漢方従業員1名、広告代理業のKMウェブコンサルティング社長と社員1名、同じく広告代理業のソウルドアウト福岡営業所の社員2名、ソウルドアウトの委託先の制作会社1名の計6名だそうです。この中で上場企業はソウルドアウトだけですね。

肝パワーEプラス

医薬品ではない健康食品について、記事形式のインターネット広告(アフェリエイトですかね)で効能効果を宣伝したということですが、その問題となった商品がステラ漢方社のサプリメント「肝パワーEプラス」です。

同社のホームページで確認してみました。広島県産の大粒の牡蠣、長野県産のジャンボにんにく、紀州産の南高梅などを配合したサプリメントだそうです。2箱1か月分が10%オフで8,100円という広告がまだ見られます。

最近本当多いね

高齢化が進む日本、最近この手の健康志向のサプリメント、どこでも見かけますよね。BSやCSではこの手の商品販売番組までやってます。見てるとなんだか試してみたくなるんでしょうね。加齢とともにあちこち悪くなってくると、何かにすがりたくなる気持ち、これは分かります。

業者の方もかなりいろいろとあるようで、相当利益率の高い商売なんでしょう。そういった会社のあくどい広告宣伝を担当していたのが、東証一部上場企業のソウルドアウトだったわけです。

ステラ漢方は福岡の会社、ソウルドアウトも関与したのは福岡営業所。KMウェブコンサルティングは東京の会社で、逮捕したのが大阪府警?まだまだ他にも出てくるのかな。

リソー教育 配当金出し過ぎちゃった 財源規制違反

7/15、7/20、「分配可能額を超えた剰余金の配当」に関する開示が行われています。社内調査委員会と外部調査委員会の設置まで。適時開示はしてるんですが、同社ホームページではこのことが確認できません。こういう会社は信用できません。

元特設注意市場銘柄

この会社、2013年に粉飾決算で特設注意市場銘柄に指定されてますね。現取締役会長の売上至上主義の下、営業部門が競って不正な売り上げを計上していたとか。この時も第三者委員会が設置されていて、この会長の関与が焦点になっていたようです。

2014年、東証は有価証券報告書等の虚偽記載として特設注意市場銘柄に指定し、同時に1000万円の上場契約違約金を科しています。また、金融庁からは4億円を超える課徴金納付命令が。

財源規制

そして今回発生したのは、会社法が定める分配可能額を超える配当金を出してしまったという事件です。この会社法に定められている分配可能額に関する規制、財源規制とも言われます。

企業が営む事業から生まれた利益は、株主に配分されます。これが配当金ですね。しかし利益が配当という形で際限なく株主に配分されてしまうと、会社の債権者は支払いを受けられなくなったりします。債権者への支払いを確保できるだけの財産を残す必要があることから、分配可能な上限を定めているわけです。

その上限を超えて配当してきていたことが判明したようです。今開示されている情報では、累計配当超過額は約11億円だそうです。この会社の筆頭株主は冒頭紹介した取締役会長です(20%保有)。

出してはいけない配当を2億円以上受け取ってるということですね。これって今後、何かに繋がっていくんでしょうか。kuniの知ってる人が同社の役員になっていて、、、笑ってしまいました。