イオン銀行 金融庁の業務改善命令を受け社長を解職

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イオンフィナンシャルサービスは1/14、「代表取締役及び取締役の異動(辞任及び選定)に関するお知らせ」を公表しました。子会社のイオン銀行が金融庁から業務改善命令を受けたことに伴う異動ですね。イオン銀行でも社長を同日付で解任したと発表しています。

イオンフィナンシャルサービス

イオンフィナンシャルサービスは、クレジットカードや割賦販売あっせん、融資(カードキャッシング、各種ローン)、銀行業、保険事業など幅広い金融サービスを国内、アジアで展開するイオン系の総合金融グループ。東証プライム上場企業です。

異動の内容

マネロン・テロ資金供与対策に係る不適切な業務運営が指摘され、業務改善命令を受けたイオン銀行。その責任を問われイオン銀行の社長を解任。新社長には親会社のイオンフィナンシャルサービス取締役が就任。さらに親会社の社長も解職され、現会長が社長を兼任することに。

金融庁OBやないの

命令を受けるに至った問題点は多岐にわたっていますが、ザックリいうと、金融界が10年から15年前に金融庁に怒られながら対応してきた課題をいまだに放置したままでした。みたいな状況です。経営陣の責任が問われて然りですね。

ただ、ちょっと気になるのが、新態勢を構築するために親会社の社長に返り咲いた会長さんって、金融庁OBなのね。っていうか、いわゆる天下りです。そんな方が経営陣のど真ん中に居ながら、こんな事態起こしたのかよ、って感じ。まぁ金融庁としては、対外的には金融庁と深い関係を持つ人材を充てることにより、態勢の再構築を行わせるため、みたいな説明するんだろうけど。相変わらず身内には甘いんだな。

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