ビジョナリーホールディングス (メガネスーパー) 特設注意市場銘柄に指定

ビジョナリーホールディングスは8/31、東京証券取引所より、監理銘柄(確認中)の指定解除がされるとともに、特設注意市場銘柄に指定されることとなったと公表しました。同時に、PwCあらた有限責任監査法人から監査意見を表明しないとの報告書を受け取ったことも。

おさらい

前社長が一部の業務委託先の意思決定に影響力を及ぼし、ビジョナリーに不当に過大な費用を請求していたなどの利益相反行為がありました。第三者委員会による調査が行われ、不正に関与した者に対する責任調査委員会まで設置して、損害賠償請求を行うことも決議しています。メガネスーパーの顧客情報が漏えいしていたという問題もありましたね。

監査意見の不表明

8/31付で有価証券報告書を提出したことで、同社株式について監理銘柄(確認中)の指定が解除され、当面の危機は乗り越えたわけですが、監査法人からは監査意見を表明しないと通知されています(既に同監査法人は監査人を降りており、有名なお助け監査法人に交代しています)。

上場廃止の危機は免れたものの、あらたに特設注意市場銘柄に指定されており、1年以内に内部管理体制が改善されていない、と東証が判断した場合は上場廃止となります。とりあえず1年という時間は稼いだけど、再生できますかねぇ。