日野自動車 泥沼エンジン不正

日野自動車がますますマズいことになってきてますね。8/2に調査委員会が公表した情報によると、エンジンの不正について、少なくとも2003年以前から行われていたということです。これまでの説明では2016年以降となってましたっけね。20年以上にわたって不正が行われていたということです。

対象車両も

不正の行われていた時期に加え、不正が行われていた対象となる車両も、これまで公表していた12万台から56万台へ拡大しています。現行車種では8車種の不正が新たに判明していますし、当然出荷は停止。これで従来販売してきた車両の約半分が出荷できなくなるようです。

2016年に三菱自動車の燃費不正が発覚した際、他社で似たような事案がないかについて、国交省が指示した調査報告についても、日野自動車としては虚偽の報告をしていたということです。

調査報告書

特別調査委員会は、「縦割りで上層部からの意向を絶対視する企業体質や、組織全体の問題である」ことを指摘しています。役員からの指示は絶対と捉えられ、現場が不正を働いたという構図で整理されているんですが、経営陣の直接的な関与は認定できなかったということになっています。

ここまでくると経営陣の直接的な関与についてもこの後出てくるんじゃないの?って感じです。認定できなかったというのは、書類やメール等で指示している証跡が見付からなかったというだけの話でしょう。全部の責任被ってる現場、そろそろ声を上げてもいいんじゃないの?