パナソニック 不正アクセスによる情報漏えい

パナソニックは1/7、「当社ファイルサーバへの不正アクセス発生について(第2報)」を公表しました。第1報は昨年11/26に公表されていたんですが、11/11に不正アクセスを受けた事実のみという内容で、被害状況等の情報はまったくありませんでした。

パナソニック

今さらではありますがパナソニックは、映像・音響機器、白物家電、住設機器、住宅事業など幅広い事業を手掛けている日本を代表する総合家電メーカー。半導体などの電子部品、FA関連など企業向けのビジネスも展開しています。松下電器産業という名称から、2008年、社名をパナソニックに変更しました。

被害の状況

第三者が、同社海外子会社のサーバを経由し、日本のファイルサーバに不正アクセスを行った事実を確認。当該ファイルサーバ以外の業務システムへの不正アクセスは確認されなかったということです。

確証を得る事実は見つかっていないとしながらも、同社として不正アクセスを受けたファイルが流出した可能性があるとして、次のようなコメントを出しています。

一般消費者のお客様関連の情報については、情報流出の可能性はないとしています。一方で、採用応募者関連、インターンシップ関連の情報については、同社内の一部の事業部門が管理していた情報が含まれている可能性があるとしています。

さらに、お取引先の役職員の個人情報に関するファイルが含まれていることが確認されているといいます。流出した可能性のあるファイルサーバに、以上の情報が格納されていたものの、流出したかどうかは分からない、、、という何ともはっきりしない開示です。