天馬 ユニデン はるやま 株主総会の結果

当ブログで取り上げていた天馬、ユニデン、はるやま、いずれも6/29、株主総会が開催されました。3月期決算企業の株主総会は6/29にピークを迎え、全体の27.3%にあたる628社が開催したそうです。もめそうだった上記3社の結果をアップデートしておきます。

天馬

3社の中で、唯一開催結果を開示していました。会社提案の第3号議案である「監査等委員である取締役3名選任の件」と、株主提案の第4号議案である「取締役(監査等委員である取締役を除く。)3名選任の件」が否決され、他は承認可決されています。

要するに、監査役会や創業者元会長の提案が否決され、取締役会とファンドが書いた筋書き通りになっています。

ユニデン

ユニデンは「代表取締役の異動及び新社長就任に関するお知らせ」だけを開示しています。社長が会長になり、取締役CFOが新社長に就任。創業者が株主に対して、社長や取締役CFOの選任案に反対票を投じるよう書簡を送っていましたが、結果は会社提案が可決されたということのようです。

はるやま

現社長の取締役再任を巡って、大株主である創業家内の対立が起きていました。姉と父を相手に戦い、こちらも会社提案がすべて承認可決されてますね。同日開催の取締役会を経て、現社長は会長になり、新社長にはAOKIホールディングス出身の取締役が就任されています。

ということで、天馬で創業者サイドの提案が否決された以外、すべて会社提案が承認可決という結果になりました。ひとまずホッとしたというところでしょうが、創業者は一度や二度であきらめませんからね。まだ当分は目が離せない展開がありそうです。