気候変動 北極圏で溶ける海氷 山火事多発

ちょっと古くなりましたが、7/27付け日本経済新聞の記事です。世界気象機関(WMO)発の情報として、ロシアのシベリアで続く高温の影響で、北極圏の海氷や永久凍土が溶け、山火事も多発していることを伝えています。6月には北極圏で38℃を記録したニュースもありましたね。

海氷と氷山

いきなり脱線するんですが、海氷と氷山の違いって分かりますか?海氷(流氷)は海の水が凍結してできたものです。で、氷山というのはもともと陸地に降った雪が時間を掛けて氷になったもの。氷河となって海に分離し、流れ出たものが氷山なんだそうです。

シベリア ベルホヤンスク

話を戻しましょう。今年6月、北極圏に位置するシベリアのベルホヤンスクで、気温が過去最高の38℃を記録しました。地球温暖化の象徴的な出来事として話題になりました。

暑さが増してくると、地上の真っ白な雪は当然溶けてしまい、地面がむき出しになります。海でも海氷が溶け出します。雪も海氷も太陽光を反射し寒冷な気候を保ってきたんですが、これが色の黒い地表や海になることで太陽光を吸収してしまい、さらに気温が上昇します。

加えて7/22には188ヵ所で山火事まで発生していると日経では伝えています。こうやってシベリアで温暖化の悪循環が起きているというわけです。

温暖化の悪影響

とまぁ、ここまでは地球温暖化を煽るような記事になっているんですが。。。調べてみると、このベルホヤンスクでは過去にも37℃くらいの記録はあるようで、先ほど書いた悪循環についても以前から知られていることのようですし、過去にも経験してきた話なんですね。

物事はあまり偏った見方をするべきではありません。記事は都合の良いことだけを引き合いに出して煽っていきますので、気を付けながら読んだ方が良いです。気候変動の話題になると学者でさえそういうスタンス取ってる人多いですから。

あっ、今日のお話、、、温暖化の影響ではないといっているわけではありませんよ。