新型コロナウィルス 「もっと検査を」 の落とし穴

新型コロナウィルスの猛威、止まるところを知りませんね。もうコロナの件はあまりニュースとかチェックしてもしょうがないので、このところほぼスルーしてました。と、そこへこの記事のタイトルと同じ記事を週刊ダイヤモンドで見付けたのです。非常に分かりやすく書かれています。

医療現場の崩壊を回避

これまで、日本が他国のように検査を増やさないことについて、批判的な意見がSNSなどでも多く見られました。検査で陽性となったら、ハイ入院、、、みたいなことやってたら、病院のベッドはすぐに一杯になってしまい、本当に治療が必要な重病者への対応ができなくなってしまうから。

kuniもこれくらいのレベルでしか考えていなかったんですね。もちろん、この考え方も間違いではないんでしょうが、そもそも検査の限界の問題があって、有病率がそれほど高くない集団に対しては、むしろ検査は危険な結果を招くことがあるようです。

野放図な検査増加で開く「地獄の釜」

これまた刺激の強いタイトルですが、これも同記事のサブタイトルです。有病率が高くない集団に対する検査は、的中率が下がってしまうこと。そうすると見逃しや濡れ衣を増加させる。本当は感染しているのに、検査で陰性となった人は、安心して感染源として街中に繰り出し、感染を拡大してしまう。

検査を意味なく渋っているのではなく、自宅での経過観察や医師による診察などにより、検査対象をフィルタリングする。こうすることで有病率の高い集団ができ、検査の陽性的中率を高めているんだそうです。う~ん、言葉だけでうまく説明できないな。

専門的な用語がたくさん出てきますし、図表もあった方が良さげ。なので、ここではこれ以上の説明は避けますが、「ほー、なるほど」と納得させてくれる良い記事だと思いました。まだ本屋さんに並んだところだと思います。週刊ダイヤモンド2020/04/04号でご覧ください。