Twitterの投稿で、フォローしているかたのご指摘。健康保険で処方される薬の17%がシップ薬だそう。真偽のほどは確認していないんですが、確かに、、、と納得する説です。この夏に認知症が進む母と2か月暮らしてみて、つくづくおっしゃる通りという現実を見てきました。
処方する医者 処方しない医者
母親がひざなどの関節痛でシップ薬を欲しがるんですね。それでもかかりつけの整形外科は出し渋るらしいです。別の主に内科の医者に掛け合ったら気持ちよく処方してくれる。高齢者としては後者の医者を良い先生だ、、、って認識になるわけです。他の高齢者も同じだろうな。
が、しかし、おそらく整形外科の見立ての方が正しいんじゃないのかと。高齢者にとってはシップ薬、お守りというか、これを貼ってると安心、みたいな感覚のよう。毎晩風呂上りに膝をぐるぐる巻きにしています。「それ、本当に効いてるの?」、「よく分からないけど貼らないと怖いから・・・」みたいなノリです。
処方できる量に制限も
シップ薬については医療保険の対象から外して市販薬のみにしてはどうか?という議論も行われていたそうで、2016年から処方できるシップ薬の枚数に制限がかかったそうです。高齢者を安心させるためか、必要以上に処方されてしまうケースが少なくなく、そのことによる無駄な医療費は年間数十億円にもなるんだとか。
とはいうものの、なかなか家族でも「貼るの止めてみたら」って言いにくく、言ったとしても聞く耳持たないというのが現実なんですね。飲み薬と違って副作用もなさそうだし。こりゃやっぱり、法律で制限していくしかないのかもしれません。