森永乳業 宮城県 給食の牛乳で体調不良600人超

宮城県内の小中学校で、4/25に出された牛乳を飲んだ複数の児童生徒が体調不良を訴えていることが報道されました。牛乳を提供したのは東北森永乳業(仙台市)。複数の給食センターから「児童生徒からいつもと違う味がするなどの訴えがあった」と申し出があったということです。

森永乳業

森永乳業は牛乳類、飲料、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなどの食品を製造販売する乳業大手。乳製品業界では僅差ながら売り上げトップで、雪印メグミルク、ヤクルト本社、明治HDがこれに続いていて、5位以下を大きく引き離しています(2021年~2022年のデータ)。

健康被害の状況

牛乳を提供したのは東北森永乳業(仙台市)で、この牛乳が提供されているのは県内12市町。このうち腹痛や嘔吐(おうと)などの体調不良が確認されたのは岩沼市、山元町、名取市、亘理町、角田市、多賀城市で、合計600人ほどの児童だそうです。既に保健所の立ち入り調査も始まっているようです。

こうした状況に対し森永乳業は4/26、「東北森永乳業仙台工場製造の学校給食用牛乳における風味差異に関するお申し出につきまして」を同社ホームページで公表しました。出荷時の検査、申し出のあった商品の検査、ともに結果(大腸菌群、生菌数、黄色ブドウ球菌エンテロトキシン、官能検査というすべての項目)は正常とのこと。

2000年に発生した雪印乳業の集団食中毒事件は確か病原性黄色ブドウ球菌が原因でした。今回のこの事件はいったい何が?

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