キリンの首はなぜ長いか

ある経済誌の今月号か、今週号か、忘れてしまったのですが、このタイトルのようなコラムを読みました。生物の進化について書いたコラムです。

その昔、キリンの首が長いのは、少しでも高いところの葉っぱを食べれるように、生き残っていくために進化したんだ。という話を聞いたことがあるような。どこで誰に聞いたのか、何かで読んだのか思い出せませんが、そんな認識でした。このコラムの中でもその説は紹介されていたのですが、また別の説についても触れていました。

人間は引き残るための道具という発想をしてしまいがち

人間は進化の過程で道具を作り、その道具を進化させてきたため、生物の進化を考える時も、ついつい道具という目線で考えてしまうとか。多くの動物が種を残すために雌を奪い合うのですが、その際の武器が牙であり、角であったりしますと。キリンも一緒で、雄同士が戦う際の武器として首が長くなった。

そんな内容だったように記憶しています。確かに、言われてみるとその通りで、種の保存のための武器、という見方の方がとても自然な感じがします。ちなみに、実際にキリンの雄同士は長い首を打ち付けて、雌のために戦うんだそうです。

どちらの説が正しいのか分かりませんが、ついつい陥りやすい視点からの風景を一旦リセットして、違う視点から物事を見つめ直すって、必要だなぁ。と感じた次第です。