エシカル消費(倫理的消費)とは

消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。と、消費者庁のHPでは説明されています。今、話題になっているというか、ちょくちょく新聞、雑誌等で見かけるようになってきました。

SDGs 目標12

以前紹介したSDGsの中にも出てくるんですよね。目標12は「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」というやつですね。このうち消費に着目したものの一つと考えてよさそうです。個人の視点で整理しなおしたものとも言えるかもしれません。

世界が直面する飢餓や異常気象、人権侵害などの課題を解決していこう。売り手の企業はこう提案しますが、買い手の消費者としても同じ意識をもってエシカル消費を心がけましょう。ということ。消費者庁はリーフレットで「世界の未来を変えるのは、あなたの日々の消費」と呼びかけてます。

例えば、食品なんかの場合、何がエシカルかというと、産地からの輸送が不要な地産地消であるとか、化学肥料を使わない有機食品だとか、そういう選択がエシカル消費なんだと思います。消費者がこういうことを意識して買い物するようになると、販売する企業としても当然ココをウリにしてくるはずです。

また、食品偽装とか、、、

こうやって考えていくと、次に心配になってくるのは販売する側が嘘をついて販売しようとするんじゃないかという点です。このところは工業製品の検査等の不正が相次いだわけですが、それより前、食品の産地偽装やレストラン等で使用する食品の種類を偽装する、なんてことがよくニュースになっていた時期がありました。

以前よく見たのは、食品の価値を上げるために、海外産を国産と偽ってみたり、高級な素材を使っていると偽るような、偽装でした。エシカルという新しい基準で消費者が食品を選ぶとすれば、やはり今度はそういう基準に訴えるような食品偽装が発生するようになるんでしょうか。あまりそういうことは考えたくないんですが。