婚活アプリのネットマーケティング 不正アクセスで情報流出

株式会社ネットマーケティングは5/21、「不正アクセスによる会員様情報流出に関するお詫びとお知らせ」を公表しました。昨日に続いてサイバー攻撃の記事です。同社サーバーへの不正アクセスで会員情報の一部が流出した可能性が高い事が判明したとのこと。

ネットマーケティング

ネットマーケティングはアフィリエイトなどの広告事業とメディア事業(恋活・婚活マッチングサービス)を手掛ける、2004年設立のこちらも若い企業です。2017年に東証JASDAQ市場へ上場してますね。2019年からは東証一部に昇格しています。

不正アクセスの対象となったのは、同社が提供する恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」を管理するサーバーです。同社のホームページではこのアプリを次のように説明しています。「自分にぴったり、しっくりくる相手をみつける恋活・婚活アプリ「Omiai」。恋のその先に未来を描いた時、大切な相手を見つけたいと思った時に安心して利用できるサービスです。」

会員情報の流出

同社は2021年4月28日15時頃、サーバーが攻撃され、顧客の年齢確認書類の画像データに対する不正アクセスを認識、その後、外部専門会社の協力をえて調査を実施していました。

流出した可能性のある会員情報は、2018年1月31日~2021年4月20日の期間に、同社へ年齢確認審査書類を提出した、、、なんと、171万1756件分(アカウント数)の年齢確認書類の画像データだそうです。過半数が免許証の画像データのようです。クレジットカード情報は含まれていません。こんなに大勢のユーザーがいるのに驚き。

4/28に攻撃を受けたことを認識していながら、公表は5/21。でもって、「対象のお客様におかれましては、万が一身に覚えのない連絡や、心当たりのないコンタクトがあった場合、念のためご注意をお願いいたします。」。は、ないでしょ。初動が上手くいかなかった事例ですね。株価もストップ安です。