GPS → GNSS

皆さんもよくご存じのGPS(グローバル・ポジショニング・システム)。GPSは全地球測位システムとも呼ばれる、アメリカによって運用される衛星測位システムです。もともとは軍事用に開発されたものですが、民間にも開放されました。この分野でも中国の躍進が続いており、GPSが運用する衛星数31個を上回り、中国は35個を運用しています。その名も北斗。

GNSS(グローバル・ナビゲーション・サテライト・システム)

中国の運用拡大により、GPSを総称として使うのってどうなのよ。ってことになってきたわけで、あらためてこれらを総称してGNSSと呼ぶようになってきています。グローバル・ナビゲーション・サテライト・システムです。これには米国のGPS、中国の北斗、ロシアのGLONASS、EUのガリレオが含まれています。

一方で全地球をカバーはしませんが、全地球型システムと組み合わせて使用することを前提とした、日本の準天頂衛星システムやインドの地域航法衛星システムもあります。日本では「みちびき」です。以前、運用開始で話題になりましたね。

スマホでも

我々が使用しているスマホにもGPSの電波を受信する機能が備わっています。そのおかげで誰でも知ってる用語になったわけですが、中国では北斗による全世界対象の運用を2018年末から開始しています。世界で販売されている大半のスマートフォンが対応可能とも伝えられてました。

この北斗の恐ろしいところ。それはGPSと違って、受信機側(スマホ)の位置情報が衛星側に伝わる可能性があることです。つまり中国政府が利用者の位置情報を得ること、これが理論的には可能ということ。悪意を持った利用者の追跡やら、サイバー攻撃といった困ったことに使われなければ良いのですが。