チャレナジー(Challenergy) 垂直軸型マグナス式風力発電機

マドリードで開催されている第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)。小泉環境相の演説は不評でしたが、民間はジャパンパビリオンを展示して頑張っているという報道がありました。その中でも目を引いたのが、チャレナジーの垂直軸型マグナス式風力発電機です。

チャレナジー(Challenergy)

2014年に設立された会社のようです。社長は清水敦史さん。東日本大震災がきっかけになり、キーエンスのエンジニアから転じてこの会社を設立。垂直軸型マグナス風力発電機を発明されたんですね。

ホームページの社長の挨拶。「風力発電にイノベーションを起こし、全人類に安心安全な電気を供給する」とあります。「大手電機メーカーで研究開発に従事していた当時に、東日本大震災とそれに伴う原発事故を目の当たりにし、エンジニアとしてエネルギーシフトに革命をもたらす事業を興すことを決意しました」とも。  メチャカッコイイっすね。

マグナス式風力発電

マグナス力について、同社のホームページでは次のように説明されています。

回転する円柱または球が一様流中(風や水の流れの中)に置かれたときに、その流れの方向に対して垂直の方向に力が働くことを「マグナス効果」といい、こうして生み出される力(揚力)がマグナス力です。野球のカーブボールやゴルフのスライスといった現象も同じ原理によるものです。

いろいろメリットはあるようですが、最大のメリットは台風のような激しい風でも安定して発電できることだそうです。kuniも実は気になっていたんですね。最近当たり前のようにやってくる大型台風とか、あの大型プロペラの風力発電って大丈夫なのかと。あまり報道されないけど、実際にはけっこう壊れてるみたいです。

台風や突風に強く、一般的な風力発電と比較して低回転のため、騒音やバードストライクなど環境影響の低下も期待できるとのこと。既にTHKが量産化の支援もしているみたいです。期待できそうですね。

もし同社の方が読んでおられたらですが、ホームページのニュース一覧、12/2のニュース、、、COP24になってますよ。