グリーントランスフォーメーション(GX)

昨年は企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)が大きく前進した一年でしたが、今年はグリーントランスフォーメーション(GX)が浸透していく年になりそうです。DXは Digital Transformation、GXは Green Transformation ですね。ちょっとくどい?

デジタル・トランスフォーメーション(DX)

もういまさらではありますが、デジタル・トランスフォーメーションとは、デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革することであったり、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすものというふうに説明されています。

かなり高い目標ですから、、、デジタル・トランスフォーメーションは単なるシステム化やデジタル化ではない。みたいな議論があちこちで聞こえてきました。ではいったい企業におけるデジタル・トランスフォーメーションとは?。このフレーズも沢山聞きましたね。

2018年辺りから取り組みが始まり、実装の段階へ入ってきたため、2020年はより着地点というか成果が問われるような年だったような気がします。

グリーントランスフォーメーション(GX)

では、グリーントランスフォーメーションとは何か。言葉としてはまだ認知度はかなり低そうですね。ただグリーントランスフォーメーションの方がデジタル・トランスフォーメーションよりも分かりやすいような気がします。

グリーントランスフォーメーションを定義してみましょう。あくまで私見ですが、「化石燃料に替えて新しいエネルギー源を定着させるなどして、カーボンニュートラルを実現し、地球温暖化を食い止める。この世界的な潮流を実現するための企業の取り組みのこと」みたいな感じでしょうか。

既に120以上の国と地域が2050年までに、大気中に排出される温室効果ガスを実質ゼロにする目標を掲げ、これに今年からアメリカも加わってきます。具体的なマイルストンも示されていて分かりやすい。今年のキーワードになりそうです。