国策 2050年脱炭素 国民に求められるもの

少し前になりますが、日本経済新聞の特集第4の革命(1/11)の中で、「コペンハーゲン 生活再設計、都市に迫る」という記事がありました。カーボンゼロに向けた取組みにおいて、今後日本国民が何を求められていくのかを考えさせる記事で、なかなかkuniには斬新な切り口でした。

エネルギー消費の抑制

再生可能エネルギーの本命である太陽電池、洋上風力発電による発電量を全体の50%~60%へ。すべての自動車をEVに置き換える。新たな技術や投資によってグリーン成長戦略を進めて行こうというわけですが、私たち国民一人一人に何が求められるのかという点を見落としがち。

記事では、世界初のカーボンゼロ都市を目指しているデンマークのコペンハーゲン市の状況が紹介されていました。2025年に世界初のカーボンゼロ都市を目指している同市では、市民が節約やリサイクルを求められ、都市での生活に我慢も強いられているそうです。

個人も同様

効率の良い暖房、断熱性の高い窓ガラス、省エネエレベーターなど、CO2排出を削減するためのこれら装備は、当然のごとく家賃の上昇や税負担の拡大となって住民に跳ね返ってきます。当たり前といえば当たり前なんですが、こういう視点も今のうちから持っておく必要がありそうです。

カーボンゼロの達成には、個人の暮らし方や働き方までを見直すよう迫られるでしょう。その時に我々はイエスと言えるでしょうか。日本でも国はカーボンゼロに向けた取組みを始めました。これを受けて企業でも推進が始まっています。最後に我々個人にも対応(負担)が求められるわけです。